やわらかミニマリズム

シンプル×癒しを、やわらかめに。

ミニマリストの失敗談を2つ紹介する

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ミニマリスト歴2年目に突入しました。

実家暮らしミニマリストのさそりです。

モノを減らす過程での失敗談を、自戒を込めてまとめてみました。

 

失敗談①家族のモノまで捨てた

自分でやらかしたことですが、書いてて心が痛くなりました。

妹の泥だんご

実家で暮らす私にはいつも目につくモノがありました。

 

リビングの戸棚のすみにずーーっと置いたままの、妹が幼稚園児の時に作ったまあるい泥だんご。15~20年モノです。

 

この泥だんごについて、家族で話題になったことはしばらくないし、家族含め妹自身も存在を忘れているのではないか?と思っていました。

しかも、「たかが泥だんごだし。」とすら思っていました。

「さすがにこれは捨てていいんじゃないか」と思いごみ袋へポイ。

その日のうちにごみ収集車で運ばれて行きました。

戸棚のすみの存在感のなさにすぐに気づいたのは、母でした。「あの子がずっと大切にとっておいた泥だんごがない。誰か知らない?

 

なんと、妹にとってその泥だんごは宝物だったのです。

 

私は小さな声で「ごめん、捨てちゃった・・・」と言うと、ガッツリ怒られました。

「人のモノまで捨てちゃダメ!!!」

 

今考えると、母の言っていることは当たり前すぎて自分の行動が悔やまれます。

 

その日のうちに妹にラインし、謝罪しました。

 

「別にいいお」

/(^o^)\

 

 

優しい妹は私に気を遣ってくれたのだと思います。

 

この経験から、

自分の価値観だけでモノを処分することほど恐ろしく、身勝手なことはないのだと学びました。

 

そして、母が泥だんごのエピソードをずっと覚えていたことに対しても「母は母だなぁ」と頭の上がらない思いでいっぱいになりました。

 

そんな母も最近やらかした

ですが最近、そんな母もやらかしました。

父が大事に育てていた植物を「葉っぱが邪魔じゃ」と勝手に切って捨ててしまい、父にガッツリ怒られたそうです。(笑)

ハーブが大好きな父が大切に育てたローリエ。葉がいっぱいになったら、切って乾燥させてお料理に使っていたのですが、恐らく「葉っぱを邪魔扱いされた」のが悲しかったんだと思います。

 

価値観への考慮は身近な相手だからこそ忘れがちで、

でも絶対に忘れてはならないものなのですね。

 

失敗談②親が買ってくれたもの

私が小さいころに買ってもらったリュックがあります。

捨ててもいいかどうか母親に相談したところ「私が働いたお金で買ったものなのに・・・」としょんぼりしていました。

 

小心者の私は心の中で反論しました。

所有権は私にあるし、捨てるかどうかの決定権も私にあるのでは?

 

これは私の心の中の反論が正しいとは言い切れません

恐らく親世代と子世代で意見の対立が起きると思います。

もしかしたら、若い世代のお父さんお母さんはまた違う感想を持つかもしれません。

 

ただ、ここでのやりとりには

親の「買ってあげたときの思い出」「お金を出して買ってあげたという思い」

子の「将来の足かせとなるものをできるだけ排除したい気持ち」「自立心」

2者の思いの対立がありました。

 

私が母になったときにやっと、あの時の母親の気持ちがわかるのかもしれません。

 

親と同居することの難しさをかみしめた瞬間でした。

 

ちなみに、リュックは捨てていません。

母親との関係・捨てたい思いとを天秤にかけた結果です。

 

ミニマリズムは普及しきっていない

ミニマリズムはここ数年で普及した概念です。

SNSに強い若い世代から発信され、少しずつ中年世代に広まろうとしているところだと思います。

 

※もちろん、ミニマリズムという言葉が普及する前から、モノは少ないほうがいいことを知っている方はどの世代にもおります。

 

なので、同居家族から受け入れられなくて当たり前だし、ミニマリスト以外の生き方を否定できるわけでもありません。

 

特に高齢者の受け入れは難しいのではないでしょうか。

 

戦争を経験した世代の方のおうちは、必ずといっていいほど「モノ」で溢れています。命がけで「モノ」がない時代を生きた方たちなので当然です。

 

私の祖母はいつも「ご飯くったか」と聞いてきます。「食べてないよ」というと「食べないと疲れるんだから、早くけ(食え)」と心配されます。 

今、1日1食~2食の生活をする人が増えていますが、この生活を高齢の方に説明したら「あんやま!なしてよ!(岩手弁)」と驚くはずです。

 

籍を入れないスマートな婚約の形である「事実婚」も「なぜ家に入ってくれないの?」とびっくりすると思います。中には悲しむ方も出てくるかと思います。

 

ミニマリズム」は新しい概念なので、家族に受け入れられなくても仕方ないのです。

 

「同居家族との折り合い」がカギとなる

血のつながった家族とはいえ、それぞれが「個」を持っています。

価値観が違って当たり前なのです。生きた時代が違えばなおさら、価値観は大きく異なります。

  

新たな生活の概念である「ミニマリズム」は、家族との折り合いをつけながら取り入れていくことが必要となります。

 

それが難しければ、一人暮らしを考えた方がいいです。

 

私は価値観が違えど家族が好きで、今の会社にいる限りは実家を離れる理由はありません。家族と折り合いをつけながら自分の生き方を貫いています。

 

あなたの〇〇×ミニマリズム

もちろん、私がミニマリズムを取り入れてから家族の反応がいい場面もあります。旅行の荷物が少ないのを見て母親は「すごーい!!」と言ってくれます。

一緒に湯シャンを試してみたり、母親とはミニマルな美容系の話は尽きません。

そういう時に、実家暮らしも悪くないと思えるのです。

 

地方暮らし×ミニマリスト

ノマドワーカー×ミニマリスト

〇〇〇×ミニマリスト

 

〇〇〇の部分は、あなたが考えて当てはめてOKです。

ミニマリストしぶさんも言っていましたが、ミニマリストとは単に「持ち物が少ない人」ではなく「モノが少ないほうがいいことを知っている人」のことです。

 

私たちの置かれている環境でどうしたら生活が身軽になるか。

 

それを生活の中で考えて実践していくのが、本当の意味でのミニマリストなのです。

 

ミニマリストの概念を持たない家族との同居は少し頭を使いますが、自分の人生の中で何を1番大切にしたいか、そして2番目に大切にしたいことをどうしたら満足させられるかを思考しながら生活していきたいものです。

 

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